こつお@です。
原油相場の大幅な下落で、昔、FXで2,000円以上の損失を出したときの記憶が蘇ったので、過去の苦い思い出をまとめてみました。
そもそも、FXを始めるきっかけとなったのは、一時期、多くのFX業者が、新規に口座を開設し、少し取引するだけで、それなりの現金がキャッシュバックされるというキャンペーンを打ち出していました。
キャンペーン狙いだけでやめておけばよかったものの、FX業者の目論見にまんまとはまってしまい、口座開設後も、そのままFXを継続することになりました。
そして、リーマンショック後、80円台までドル円が急落してきたときに、チャンスだと思い、ドル円のロングのポジションを大きく取りました。
確か、2チャンネルで「ドル円88.88L友の会」と呼ばれていたキリの良いポジションだったと思います。
しかし、その後、FRBの大規模な金融緩和によって、ドル円は下落を続け、損切できずに、危険だと言われるナンピンを続けました.
そして、東日本大震災のときに、ドル円は、史上最高値の76円台をつけましたが、このときは、辛うじてロスカットされずに、何とか生き残ることができました。
その後、日本の大規模金融緩和、アベノミクスが始まり、ドル円は急上昇を始め、88.88円を上回り、含み益に転じました。
このとき何もしなければよかったものの、あろうことか、ロングポジションをすべて売却し、90円台前半で大きなショートポジションをもちました。
今考えるとなぜそんな行動をとってしまったのかと非常に悔やまれます。
うまくすれば、往復で利益を取れるという下心や、安易な考えによるものだったのだと思います。
しかし、その後、ドル円は下がることなく一方的な上昇が続き、90円台前半のショートポジションはあっという間に腐り果てました。
両建てなど、悪あがきもしましたが、2014年に、110円を突破したあたりで、あえなくロスカットされ、2,000万円以上の損失を出しました。
このとき、頭が真っ白になったのを今でも覚えています。
資産は1,000万円以下に減少し、FXはもうやめようと心に誓いましたが、数日後には気が変わっていました。
ちょうどヨーロッパのECBも、大規模緩和に踏み切るかどうかというニュースが出ていたころだったので、ユーロドルのショートにすべてをかけました。
これが当たり、ドラギ総裁による金融緩和発表後、ユーロドルは大きく下落し、失った2,000万円を数か月で、奇跡的に取り戻すことができました。
もし、90円台前半のショートポジションがロスカットされていなかったら、今でも含み損を抱えていることになるので、ぞっとします。
FXはゼロサムゲームなので、やめたほうがいいという意見は、その通りだと思います。
ただ、為替取引すべてを否定するのではなく、レバレッジをかけない、外貨預金や外貨建てMMFは上手に利用するべきだと思います。
特に、今後、日本円だけで資産をもっていることは、逆に大きなリスクとなる可能性は十分あると思うので。

それでは、また明日!
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